バタフライはコンビネーションが大切

バタフライは、他の3泳法以上にコンビネーションが大切になります。例えば、バタフライの独特のうねりというのは、ストロークとキックの連携で生まれますし、呼吸も腕と動きと一体化しているのです。

このことからも分かりますが、腕と脚の動作を調和させることが速く泳ぐ為には必要になるのです。

そこで一連のバタフライの泳ぎの動作でのコンビネーションがどのようになっているのか見ておきましょう。


まず、リカバリー後に両手を入水させ、この時に第一キックの蹴り下ろしをスタートさせます。

蹴り終わる瞬間に腕はキャッチをし、キックの反動でお尻が水面に浮きます。

腕が水をかく動作のプルに入ると、脚は第二キックの為に蹴り上げをし、アップキックで腰は沈みます。この時に息を吐き出し始めます。


また、プルの後半からプッシュにかけては、脚は第二キックの蹴り下ろしをスタートさせますが、このキックはプル動作がスピードを最大にするタイミングに行いますから、足の振り幅は小さく素早く打ってサポートするようにします。

プッシュで腕を伸ばすのと同時に、蹴りおろしは終わり、この時の勢いで頭を水から出し、素早く息を吸います。

リカバリーでは、胸を張って肩を出しやすくし、吸息を終えたらアゴを引き、両腕で頭を押すような感じで、顔、手の順で入水の準備をし、脚は第一キックの蹴りあげをします。


手の入水に合わせて、第一キックの足の振れ幅の大きい蹴り下ろしをスタートさせ、入水は肩の延長線上で親指から入れていきます。

以上が一連のバタフライの腕と脚の動作のコンビネーションです。

バタフライは、ストロークを1回行う間に2回キックを打ちますが、大切なのはストロークとキックのタイミングで、腕と脚の上手く合わせる必要があります。


そのタイミングさえ正しくマスターすれば、上達が早まりスピードもアップするので、この機会にしっかり身につけておけば、一気にライバルに差をつけることが出来るでしょう。

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